徒然の記<ロシアンルーレットじゃあるまいし>

ロシアン.jpg 
    春風の とり乱したる弥生かな(正岡子規)

 春爛漫!
 東京は、の開花宣言も出て、ポカポカ陽気が続いています。
 が・・冒頭からナンなのではありますが――
 世の中の空気は、決してどころではござんせん。
<人間万事塞翁が馬>とは申しますが、一寸先は闇。思いもよらぬ出来事が起こるものございます。
 そうしてそのは、前回も書きましたように、中国武漢から始まった<新型コロナウイルス>という真っ暗闇の未知のウイルスです。
 
コロナウイルス.jpg

 
 あれから、事態は終息に向かうことなく、見る見るうちにイタリアの死亡者数が中国を抜いちゃって、猛威はアジア圏から欧米圏へと広がりつつあるようです。
 地球規模で広がる<新型コロナウイルス>をめぐって、世界は大混乱。
 感染者数が12万人に迫るのを目前にして――
 WHO(世界保健機関)は、ついに<パンデミック宣言>(感染症の世界的流行宣言)に踏み切りました。
 あ、知らなかったけど、<パンデミック宣言>っていうのはね、世界中で流行した挙句、制御不能に陥ることですって。
 で、直後にアメリカトランプ大統領<国家非常事態宣言>(3月14日)を出すに至り、他所(よそ)様の国のことながら、まるで世界が止まったような衝撃を受けたものでした。
 同時に、日本でも、北海道の広範囲や、大阪市内の<ライブハウス>東京での<屋形船>など、あちこちで集団感染(クラスター)が発生し、次々と連鎖感染が続ています。
 幸いにして、日本では、まだ<緊急事態>までには至っていないため、 安倍総理も何度か<記者会見>を開き、引き続き<大規模イベントの自粛>を要請。アーチストやスポーツ界のイベントものの無観客試合や、中止の方向へと、更なる封じ込み作戦に躍起になっています。
 夏には<東京五輪・パラリンピック>もありますしね。
 
大相撲無観客これ.jpg


野球無観客」.jpg


 なにしろ今回の<新型ウイルス>は、ワクチンどころか、治療法すら無いそうですから、自力で治すしかありません。
 その上、持病のある人や、体力の弱っている高齢者重症化し、死亡率も高まるって言うんですから、油断出来ません。
 なんとも腹立たしく、高齢者以外の何者でもないワタクシメにとっては、他人事ではないわけです。(ったく、も~~、怖いったらありゃしない)
 それやこれやで、突如襲来した未知の疫病との対応に、世界は戸惑いながら揺れ動いています。
 その結果、日本でも巷では、老若男女、子供も大人も猫も杓子も・・いえ、犬までもが<マスク>姿という異様な光景が・・
 
マスクだらけ・これ.jpg


犬マスク.jpg

猫マスク.jpg


 おかげで需要が多すぎて、<マスク><トイレットペーパー><消毒剤><ティッシュペーパー>まで店頭から消えちゃって、<ネットスーパー>でさえ買えなくなっちまいました。
 そればかりではござんせん。
 庶民は、一様に巣籠(すごもり)ゾーンへと舵を切り、買い溜めに走り――
 当初は、<ミネラルウォーター、レトルト食品、お米、麺類>など主食系の商品も品薄になるという、さながら1970年代のがオイルショックを想起させるほどに。
 

オイルショックこれ.jpg

 

 一時は、すわ令和のオイルショック?とばかりに「国家の一大事」の様相を呈して参りました。
 とはいっても・・ね。実は、本物のオイルショックの当時は、私自身、まだまだ半人前の主婦だったので(新婚時代)、たいした主婦観もなく記憶にありません。
 が、今回も、その<集団パニック>ってやつでしょうか?
 聞くところによると、<マスク>にしても、<トイレットペーパー>にしても、製造元の会社では、いつもと変わらず生産して、いつもと同じ量を届けているって言うんですから・・
 消費者側も、いつもと同じように買っていたら、何の問題もないはずなのです。
 
トイレット.jpg


マスク不足.jpg


 なのに・・ね。
 突如として<日常>の中に、<非日常的>な何かが起こった場合の集団心理って・・怖いですよね。いやホントの話。
 で、我が家でも、日頃からバカ正直に・・いえ、清廉潔白に暮らしているので油断していたら――
 先日、避けようもないパニックの余波によって、ついに予備の<トイレットペーパー>が底をついてしまいました。
 いよいよとなれば、少々高額でも「ネットで」と思いましたが、奴らの「思うツボ」だし、それも癪です。
 サテ、どうしよう?と思いあぐねていたら――
 意外にも、翌日、会社帰りの娘が「あった、あった」と意気揚々。12ロール入りの包みを抱えて帰ってきました。
 通常通りの値段で、自宅から直近の「イオン」にあったそうです。
 おかげで、見えないに勝ったような、奇妙な爽快感を味わいました。(写真を撮っておこうと思ったのに、すっかり忘れちまいました)


トイレットペーパー.jpg


 ところで、今回の<新型コロナウイルス>の感染対策として、政府は、急遽<テレワーク>という勤労形態を推奨しました。
 要するに、通勤ラッシュを避けるために、がIT(情報通信技術)を活用して、会社に行かなくても可能な働き方改革です。
 場所や時間にとらわれず、パソコンを使って<在宅勤務>が出来ちゃうので、これも時代です。「なるほどね~」と合点がいきました。
 同時に、我が家の娘も当然「そうなるんだろう」と思っていました。
 が、世の中、そんなに甘いものじゃござんせん。
 う~ん。どんなに職歴が長くても、<テレワーク>が出来るのは<<正社員>のみで、娘のような<派遣社員>は、該当しないのだそうです。
 これって、すげ~<格差>ですよね。
 いくら<テレワーク>を推奨されても、会社や職種によって出来る人と出来ない人がいるわけですから、不公平感が伴います。
 もっとも・・ね。大きな声では言えないけれど、元々勤労意欲ゼロ未来志向ゼロの娘のことです。
 正面から文句も言えないまま、防御策は<マスク><時差>によってのみ。毎日ビクビクしながら山手線銀座線を乗り継いで、通勤しているのです。

マスク1.jpg


 なので、送り出すほうも、日々薄氷を踏む思いで(ドキドキしながら)帰りを待たねばなりません。
 だって、もしも娘が<新型コロナウイルス>にでも感染したら、当然のことながら、高齢者濃厚接触者であるワタクシメにもうつるわけですから、限りなく<重症化>するか、最悪<死亡>する恐れがあります。
 なので、毎日が、一か八かの「賭け」でもあるわけです。
 そう・・あたかも<拳銃>の銃口に頭部を押し当て、甘んじて<ロシアンルーレット>に挑んでいるかのように・・。
 
ロシアンルーレットじゃ・・.jpg


 で、ふと思いました。
 今回の<新型コロナウイルス>政府マスコミの対応は、人間関係を断ち切るばかりか、どう考えても、リスクの高い高齢者を置き去りにしたものではないかと。
 つまり、生き延びる人もいるだろうけれど、どうせ長くはないのだから、この際どうでもいいではないかという「姥捨て山」の論理です。
 これって、私だけの被害妄想でしょうか?

ロシアンルーレットじゃ7.jpg


 てなことで――
 相次ぐ自然災害の代わりにやってきたのは、思いもよらぬ未知のウイルスという、新たな災害でした。
 オタオタしていたら、いつ<ロシアンルーレット>の玉に直撃するか、分かったもんじゃござんせん。
 情報雑多の宇宙時代。巷では「さあ、どうだ」とばかりにデマが飛び交い、詐欺師紛いの商法が、横行しています。
 
詐欺師.jpg

猫ちゃん.jpg


 日に日に増してくる、身の置きどころのない閉塞感疲弊感
 朝から晩まで聞かされる<コロナウイルス>というワードと、増加して行く一方の感染者数死亡者数・・(はぁ~~)
 聞くところによると、世界経済の情勢も、<リーマンショック>以来の落ち込みで、<大恐慌>の噂までチラホラ。
 あれやこれやのストレスで、このところ、生きる原動力のアドレナリンが枯渇気味です。
 一刻も早く、人々の叡智医学の粋を集めて、この不気味なウイルス退治してほしいものですが・・(はぁ~~)
 何が起こるか分からない不安と、どんよりと重い停滞感・・
 不穏な空気ばかりが募る中で、日本は、世界は、どこへ向かおうとしているのでしょうか。


ロシアンルー.jpg


 そうこうしているうちに、本番。
     春宵一刻 値千金
 今年もの季節です。(ふ~~)


神々の・・.jpg




        春の想い
     やわらかなそよ風が目を覚まし
     昼も夜もせっせと休みなく
     いたるところに吹き寄せる
     ああ、さわやかな香り!新しい響き!
     さあ、あわれな心よ、もう怖がらないで。
     きっと何もかもが変わっていくから。

     春の美しさは日に日に増して
     この先どれほど美しくなるか分からない。
     花々はいつまでも枯れることなく
     どんなに遠く深い谷にも咲き誇る。
     さあ、あわれな心よ、苦しみを忘れよう。
     きっと何もかもが変わっていくから。
         (ルートヴィヒ・ウーラント)


       Frühlingsglaube
     Die linden Lüfte sind erwacht,
     Sie säuseln und weben Tag und Nacht,
     Sie schaffen an allen Enden.
     O frischer Duft, o neuer Klang!
     Nun, armes Herze, sey nicht bang!
     Nun muß sich Alles, Alles wenden.

     Die Welt wird schöner mit jedem Tag,
     Man weiß nicht, was noch werden mag,
     Das Blühen will nicht enden.
     Es blüht das fernste, tiefste Thal.
     Nun, armes Herz, vergiß der Quaal,
     Nun muß sich Alles, Alles wenden.
        (Ludwig Uhland)




春.jpg




 




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この記事へのコメント

2020年03月18日 07:32
大洪水が世界を一変させたように、自然は淘汰を繰り返すのかも知れません。
欧州の在る国では「姥捨て」そのものの政策を取りつつありますね。

EUも、これで綻びが拡大することでしょう。
夢子
2020年03月18日 10:51
ダダさん、こんにちは。
ありがとうございます。
淘汰・・まさにその通りだと思います。
欧州のみならず、日本でも、もし仮に、患者数が増えた場合は、
高齢者には人工呼吸器を使わない事になっていると、
先日、ある医学関係の方が言っていましたよ。
自力で生きるしかないようです。笑

今はスルーされていますが・・
日本でも、いずれ綻びが露呈されるでしょう。
旅人
2020年03月19日 17:41
トイレットペーパー騒動が勃発した時、まっさきに頭に浮かんだのは夢子さんのことでした。
障害のある方は、健常者のように買い物のために自由に動き回ることができませんから。
ということで、自治体のサポートがあるんじゃないかと期待していたのですが、記事を読ませていただくかぎりそんなものはないようなので心を痛めています。
障害のある方が電話で窮状を知らせれば、必要な物資を自宅まで届けてくれるというような行政サービスがあってしかるべきだと思います。

ところで、近くのスーパーでは、毎朝、トイレットペーパーを買い求める人たちが100メートル以上の列をなしており、その列は日ごとに長くなる一方です。

そのようなことになったのも、店の責任者の謝罪会見で明らかになったように、鳥取県米子市の医療生協職員がネットで、

「トイレットペーパーはみな中国製だから日本での在庫がなくなる」

というデマ(本当は90%以上が日本製)を飛ばしたからです。

このようなデマを飛ばせば、日本中がパニックになり、社会が大混乱に陥るのは目に見えています。

これはテロも同じです。
すなわち、この種のデマを飛ばす輩はテロリストだということです。

まして、デマを飛ばした動機というのが、単なる悪ふざけというのではなく、生協職員としていくらでも手に入るトイレットペーパーを、それがなくなるというデマによって品切れ状態にし、ネットで高額転売するためだったというのですから悪質きわまります。

今後似たような犯罪が起きないようにするためにも、このようなテロリストは重罰に処すべきです。
夢子
2020年03月20日 10:58
旅人さん、こんにちは。
心配してくださって、ありがとうございます。
旅人さんらしい優しさを感じました。
私の場合、娘が同居しているので、自治体のサポートは受けていないんですよ。

今回のコロナショックは、まだまだ先が見えず、自粛ムードが続いています。
人間の考えることは、みな同じで、人々は「巣籠り」志向になり、同じ商品を買い求めることになります。
今でもネットスーパーでは、トイレットペーパーやティッシュペーパーは在庫ゼロ。店頭でも品薄状態が続いています。

おっしゃるように、ネット上での、悪質な便乗転売が後を絶ちませんしね。
正しい情報と、嘘やデマを見極める冷静な「目」。
現代人は、便利になった分だけ、むしろ昔以上に警戒心が必要になりました。
色々な意味で、生きにくい世の中になりましたね。

あ~ぁ、アナログ時代が懐かしい・・笑